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 米グーグルが提供する地図検索サービス「グーグルマップ」で20日、多数の地図表記が改ざんされた。東京都の警視庁本部は「恒心教警視庁サティアン」、広島市の原爆ドームは「核実験場」などと表示された。グーグルは悪質ないたずらとみて順次もとの表記に戻すが、改ざんされる施設も次々と増えており、20日夜の時点では修復作業が追いついていない。

 ほかに金沢市の金沢城公園、滋賀県彦根市の彦根城、大阪市の大阪城、兵庫県姫路市の姫路城、島根県出雲市の出雲大社などで「サティアン」の文字が書き込まれた。皇居の一部施設は「オウム真理教皇居支部道場」に書き換えられていた。改ざんは世界各国にも広がり、米ケネディ宇宙センターは「恒心教宇宙開発局」に、銃撃事件にあったフランスの新聞社「シャルリー・エブド」本社は「恒心教パリ総合サティアン」などと表示された。

 グーグルマップの地図上の表示は、利用者が変更や加筆を自由に申請することができる。ただ、実際に表示されるまでには審査をへる必要があり、今回は何者かが何らかの方法で審査をすり抜けて書き換えているとみられる。

 「恒心教」はネット上の掲示板などでつくられた架空の宗教だとみられる。