[PR]

 免疫の仕組みを利用した免疫療法は、手術、抗がん剤、放射線に次ぐ、がんの第4の治療法と期待されている。昨秋、皮膚がんの一つ「悪性黒色腫(メラノーマ)」の新薬が、国内で発売された。ただ、免疫療法で効果が確かめられているのは、まだわずかしかない。

 東京都内の男性(86)は昨年7月、膀胱(ぼうこう)の結石を取る手術を受けた時、膀胱の粘膜にメラノーマが見つかった。国立がん研究センター中央病院で検査すると、肺にも転移していることがわかった。

 3週間に1回通院し、発売直後の新薬「ニボルマブ」の点滴を受けた。5回目の点滴の後、CT撮影すると、肺と膀胱にあった腫瘍(しゅよう)が見えなくなっていた。男性は、結石の手術前とほとんど変わらない生活を送っている。

 メラノーマの治療は、腫瘍を切り取る手術が一般的だ。ほかの臓器に転移している場合は、抗がん剤が中心となる。

 転移性メラノーマには、同じ抗がん剤が30年以上使われてきた。国立病院機構大阪医療センターの為政大幾・皮膚科長は「目立った延命効果は期待できず、治療は非常に困難だった」と振り返る。

 ニボルマブは、手術ができない…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら