「想い出の渚(なぎさ)」などのヒット曲で知られるグループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」のリーダーだった加瀬邦彦(かせ・くにひこ)さん(74)が東京都港区の自宅で死亡していたことが21日、警視庁への取材でわかった。事件性はなく、自殺とみている。捜査関係者によると、21日朝、加瀬さんが自宅で死亡しているのを家族が見つけた。

 加瀬さんは1941年生まれ。63年に「スパイダース」に3カ月在籍し、66年に「ザ・ワイルドワンズ」を結成。デビューシングルの「想い出の渚」がヒットした。71年に解散した後は、沢田研二さんのプロデュースも手がけ、「危険なふたり」「TOKIO」などを作曲した。

 81年にバンドを再結成。最近では「加山雄三&ハイパーランチャーズ」のプロデューサーも務めていた。加瀬さんが経営する東京のライブハウス「ケネディハウス銀座」などによると、がんを患い1年ほど前から自宅療養中で、ライブには出演していなかったという。