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 新鋭作家の純文学作品に与えられる三島由紀夫賞と、優れたエンターテインメント作品に与える山本周五郎賞(ともに新潮文芸振興会主催)の候補作が22日発表され、三島賞の候補に、芸人の又吉直樹さん(34)の「火花」(文芸春秋)が入った。

 又吉さんは、お笑いコンビ「ピース」として活躍している。太宰治などを愛読しており、文芸誌などに読書エッセーを寄せていた。初の本格的な小説となる「火花」は、お笑い芸人が語り手を務める。地方の花火大会で出会った先輩芸人との関係を描いた。

 「火花」は35万部発行のベストセラー。選考会は両賞とも5月14日に開かれる。

 他の候補作は次の通り。

 〈三島賞〉岡田利規「現在地」(河出書房新社)▽滝口悠生「愛と人生」(講談社)▽高橋弘希「指の骨」(新潮社)▽上田岳弘「私の恋人」(雑誌「新潮」4月号)

 〈山本賞〉真梨幸子「人生相談。」(講談社)▽早見和真「イノセント・デイズ」(新潮社)▽湊かなえ「絶唱」(新潮社)▽西川美和「永い言い訳」(文芸春秋)▽柚木麻子「ナイルパーチの女子会」(文芸春秋)=敬称略