天皇、皇后両陛下を7年10カ月にわたり補佐してきた宮内庁の川島裕(ゆたか)侍従長(72)が勇退し、後任に河相周夫(ちかお)同庁式部官長(62)が就任することが24日午前の閣議で決まった。新式部官長には前オーストラリア大使の秋元義孝氏(62)が就任することも決まった。5月1日付。

 侍従長は、両陛下を公私にわたり支える側近部門の長で、河相氏は平成に入り4人目となる。この時期の交代について宮内庁は「パラオ御訪問という大きな行事が終了し、交代が可能になった」と説明した。

 退任する川島氏は1964年に外務省に入り、アジア局長やイスラエル大使、事務次官などを歴任。2003年に、皇室の儀式や外国交際を統括する宮内庁式部官長に就任し、07年6月から侍従長を務めている。侍従長在任中、天皇陛下が78歳で心臓手術を受けたほか、東日本大震災が発生し、被災地への訪問を続ける両陛下を支えた。

 河相氏は75年に外務省に入り、北米局長や総合外交政策局長、事務次官などを務め、昨年9月から現職。同12月、皇后さまのベルギー訪問にも同行し、今月の両陛下のパラオ訪問を取り仕切った。