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 「臭い、汚い、暗い、怖い、壊れている」。頭文字をとって「5K」と言われることもある学校のトイレが変わりつつある。使いやすいようにと、子どもの意見を設計に取り入れる学校もある。ただ、改修に多額の費用がかかるのが悩みの種だ。

 明るい内装、全身鏡……。滋賀県近江八幡市の市立桐原東小のトイレはおしゃれだ。洗浄便座や水流音を響かせる擬音装置も備える。

 昨年夏に全面改修された。その際、学校側は「トイレを身近に感じ、健康な学校生活を送ってほしい」と願い、設計に児童の参加を求めた。児童のアイデアを大学院生が協力して図面化し、段ボールで実物大の模型などもつくって完成させた。大便器は和式からほぼ洋式になり、6年生の前田陽祐(ようすけ)君(11)は「和式は使いにくく、我慢したこともあった。前のトイレは暗くて床も汚かったけれど、照明も明るくてきれいになった」と喜ぶ。

 同市は2011年度から、12小中学校のトイレ改修を順次進めてきた。昨夏までに改修した4中学校では生徒会が中心になり、荷物台やステンドグラスなどを設けるデザインを考えたという。改修費は1校で平均約8千万円かかったが、昨年11月、トイレへの取り組みに日本トイレ協会(東京)が贈る「グッドトイレ選奨」を受賞した。

 大阪府和泉市は昨年度までに21小学校の便器のほぼ半数を洋式にした。2年前からは積極的に内装の一部に地元産の木材を使っている。トイレ関連企業でつくる「学校のトイレ研究会」が市立伯太(はかた)小の5、6年生に行ったアンケートでは、「学校で大便をすることに抵抗がある」との回答が、改修の前と後で83人から21人に減ったという。

 13年に4中学が合併し、校舎…

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