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 資格のない准看護師らに患者のエックス線写真を撮らせたなどとして、警視庁は24日、東京都西東京市にあるペインクリニック院長の男(38)ら9人を診療放射線技師法違反の疑いで書類送検し、発表した。院長は「放射線技師を雇うのは割に合わないと思った」と容疑を認めているという。

 ほかに書類送検されたのは、25~46歳の准看護師や柔道整復師ら男女8人。

 生活環境課によると、院長の送検容疑は2013年9月~14年9月、医師や放射線技師の資格がない准看護師らに、患者18人のエックス線写真計84枚を撮影させたというもの。患者に健康被害は確認されていないが、撮影された写真には眼鏡や装飾品が映り込むものもあった。通常、診察後に必要に応じて撮影するエックス線写真を診察前に撮らせていたといい、院長は「診療時間短縮のためだった」と話しているという。

 同課は、院長らが11年4月から3年半で、5~101歳の患者延べ4800人のエックス線写真約1万9千枚を無資格で撮影していたとみている。