[PR]

 東京都と首都高速道路は、3月7日に全線開通した首都高速中央環状線の約1カ月間の効果を発表した。首都高速の渋滞は全線で約4割減ったほか、中央環状線の内側にある都心環状線の交通量は約5%減り、一般道の混雑も緩和された。

 都などによると、都心環状線は平日の交通量が開通前の1日平均39万台から、開通後は37万台に。新宿から羽田空港までの混雑時の平均所要時間は開通前の約40分から約19分に短縮された。開通前は所要時間が長い時と短い時の差が約30分あったが、約15分に縮まり、定時性が向上した。新宿―羽田空港で運行するリムジンバスにはダイヤを15分間短縮した便もあったという。

 3月に開通した大橋ジャンクション(JCT)―大井JCTと並行する一般道の山手通りや、環七通り、環八通りでも、コンテナ車などの大型車の交通量が減少。高さ4・1メートルの国際標準コンテナ車は、トンネルの天井が低い都心環状線では通行に許可が必要で、一般道に流れる傾向にあったが、それが緩和されつつある。

 また、混雑時の実測で山手通りの天王洲アイル交差点―初台交差点が3割(12分)、環七通りの大森東交差点―大原交差点が1割(6分)短縮されたという。(上沢博之)