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 東京都豊島区の公園で1時間あたり480マイクロシーベルトという高い放射線量が測定された問題で、区は24日、最大値を記録した地表付近を掘り、円盤状の土の塊を見つけた。区は放射性物質ラジウムが含まれるとみて詳しく検査する。

 区によると、掘り起こしたのは「池袋本町電車の見える公園」の大型遊具の下の表土。地表近くから塊(直径20センチ、厚さ10センチ)が出てきた。日本アイソトープ協会が測定すると、同500マイクロシーベルトを記録した。40時間いれば、国が避難の目安とする年間20ミリシーベルトに達する。

 放射線の種類を検査すると、ラジウムが塊の中にある可能性がわかった。ラジウムはかつて、がん治療で患部にあてたり、蛍光塗料に使われたりしていた。

 塊を取り除くと、掘った穴の放射線量は0・06マイクロシーベルトまで下がった。協会が今後、塊を詳しく調べて放射性物質の種類を特定する。

 公園は2013年3月の開園前、都の清掃車の待機場だった。園内は23日から立ち入り禁止になっている。区は25日朝から園内の放射線量を再調査し、開放するかどうかを検討する。