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 財布を落としたと警察官にうそをつき、現金をだまし取ろうとしたとして、愛知県警は27日、住所不定、無職の男(55)を詐欺未遂容疑で逮捕し、発表した。男は「2カ月ぐらい前から交番でだまし取っていた」と話しているといい、財布の紛失を約20回にわたって届け出ていたことから、県警は余罪を調べる。

 瑞穂署によると、逮捕容疑は26日午後6時40分ごろ、名古屋市瑞穂区須田町の交番を訪れ、男性巡査(24)に「財布を落とし、三重県名張市の自宅までの交通費3千円がないので貸して欲しい」とうそを言い、現金をだまし取ろうとしたというもの。

 巡査が男の名前でほかにも遺失物届が出ていないかを調べたところ、同様の不審な届け出が約20件あることが判明した。男は容疑を認めているという。

 県警には、財布を落とした人などに警察官が現金を貸し、返してもらえなければ3千円を上限に県警が警察官に補償する制度がある。男は「現金をだましとってインターネットカフェに行くつもりだった」などと話しているという。