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 三菱UFJフィナンシャル・グループの2015年3月期決算は、最終的なもうけを示す純利益が、国内の銀行グループで初めて1兆円を超える見通しとなった。海外事業の収益拡大と取引先の国内企業の復調が業績を押し上げた。

 前年の9848億円を上回り、2年連続で過去最高益を更新する。出資する米国の金融機関や買収したタイの銀行が利益を拡大。円安が進んだことで、円建てのもうけがふくらんだ。

 国内では、金融緩和による超低金利で、貸し出しによるもうけは伸び悩む。だが、融資先の企業の業績が改善し、倒産に備える引当金が減る傾向にあることも収益を後押しした。経営難のシャープ向けの融資には1千億円規模の引当金を積むものの、第3四半期(14年4~12月)の時点で純利益は9269億円に上っている。最終的に1兆円超えが見通せることになった。