[PR]

 霧に包まれた富士山を望む田園風景の中に、ぽっかりと白い虹――。山梨県忍野村で27日早朝、同県富士吉田市に住むアマチュア写真家の竹村幸和さんが珍しい気象現象に遭遇、撮影に成功した。

 竹村さんによると、夜明け前から富士山を撮影していたが、日の出の直前から霧が出たため晴れるのを待っていると、霧の中に白い虹が現れたという。「5、6年前にも1度見たことがあったが、富士山と一緒に見たのは初めて。感動しました」。白い虹は、日が昇り始めると、だんだん薄くなり、10分ほどで消えたという。

 横浜国立大の筆保弘徳准教授によると、虹は、普通、太陽の白い光が雨粒に反射するときに7色に分かれるが、雨粒よりも小さな霧粒で反射する場合、色がはっきりわかれず、白く見える虹となるという。筆保さんは「白虹(しろにじ、はっこう)、別名、霧虹と呼ばれる。白虹ができる条件となる強い太陽光と霧がそろうことはまれで、このように撮影されるのは珍しい」と話している。