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 訪米中の安倍晋三首相に対し、米西海岸サンフランシスコで28日、200人以上の中国や韓国系の住民らが抗議デモをした。「日本は戦争犯罪を認めよ」などと英語や中国語などで書かれたプラカードを持ち、「謝罪なしに平和はない」と声を上げた。

 中国系米国人のピーター・リーさん(80)は、12歳で米国に移民し、米国の大学で太平洋戦争の歴史を教えていたという。「河野談話はいい一歩だったが、日本の閣僚の靖国参拝や、歴史を書き換えようとする動きなどを見ていると、本当に過去に向き合おうとはしていないのがわかる」と話した。韓国系米国人のブルース・キムさん(87)も「日本の若い世代にきちんとした歴史教育をしなければ、根本的な解決にならない」と訴えた。

 安倍首相は30日にサンフランシスコ、5月1日にロサンゼルスを訪れる予定。(サンフランシスコ=宮地ゆう)