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 大型連休が始まった29日、東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線の全線が約4時間半にわたり不通となるトラブルがあった。上下線の計58本が運休、計66本が遅れ、約6万1千人に影響が出た。

 JR東日本によると、同日午前11時32分ごろ、福島県郡山市のJR郡山駅から東京方面に約400メートル離れた上り線側で、パンタグラフを介して新幹線に電気を送る架線(トロリー線)が切れ、新白河―福島間が停電。上下線の架線を斜めに結ぶ別の架線が、上りの架線との接続部近くで切断したという。

 停電した際に現場を通った「やまびこ・つばさ136号」(17両編成)が直後に停車し、乗客550人が線路脇を約200メートル歩いて郡山駅に移動した。計4個のパンタグラフのうち、4、6号車の2個が折れ、地面に落ちていたという。東北新幹線の架線は合金製で直径15・49ミリ。基本的に2・99ミリすり減ったら交換するが、交換が必要なほど摩耗していたという情報はないという。

 同社によると、約30分前の午前11時5分にも同じ区間で約5分の停電があったといい、関連を調べている。この時間帯に、架線が切れた現場を通った「やまびこ134号」が停電で停車したが、すぐに運転を再開した。同社は同日夜から全新幹線のパンタグラフと架線の設備状態を緊急点検する。

 一方、この日、羽田空港や成田空港では、連休を海外で過ごす人たちの出国ラッシュが始まった。全日空によると、29日の国際線出発便の予約率は9割を超し、国内線は6割ほど。国内、国際線ともに連休前半のピークは5月2日の見通し。また、高速道路の渋滞は5連休(5月2~6日)に集中するとみられる。