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 日本貨物航空(NCA)の2015年3月期の経常損益が、3年ぶりに黒字になった。米国西海岸の港湾労働者の争議の影響で、ふだんは船が運んでいるポテトや自動車部品を、いつもより高めの運賃で運んだためだ。

 親会社の日本郵船が30日の決算発表で明らかにした。上半期(14年4~9月)は33億円の赤字だったが、争議が本格化した下半期は40億円の黒字に一転した。前年は73億円の赤字だった。原油安で燃料価格が下がったことに加え、米国向けの貨物が増え単価も上がったためだという。

 親会社の純利益も、前年比44%増の475億円だった。争議は、ファストフードでのフライドポテトの品薄や自動車メーカーの米工場の稼働休止など、荷主の業績には悪影響を与えた。日本郵船の宮本教子(のりこ)IRグループ長は「お客さんには言いにくいのですが……」と苦笑い。

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