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 諫早市で育った芥川賞作家野呂邦暢を顕彰する第35回菖蒲(しょうぶ)忌が5月31日、同市のホテルグランドパレス諫早であった。市内の高校生が野呂作品を朗読するなどして作家の業績をしのんだ。

 刊行が続いている「野呂邦暢小説集成」(文遊社)の第5巻が5月に発売され、関係者が出席した。同巻には代表作「諫早菖蒲日記」、やはり諫早を舞台にした「落城記」と、野呂の愛した郷土を描いた歴史長編小説を収録している。単行本未収録だった「筑前の白梅」「不知火の梟雄(きょうゆう)」など、九州を舞台にした作品をそろえた。問い合わせは文遊社(03・3815・7740)。(近藤康太郎)