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 法相宗の始祖とされる玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)法師をたたえる「玄奘三蔵会大祭」が5日、奈良市の薬師寺であった。大般若経の転読法要に続き、法師の西域行を描いた伎楽(ぎがく)が奉納された。法師を演じたのは雅楽師の東儀秀樹さん。約2500人が魅了されていた。

 伎楽は仮面をかぶって演じる無言劇。快晴の空の下、大講堂の前で東儀さんや天理大雅楽部員らが天竺(てんじく)へ向かった三蔵法師の旅の様子を披露した。

 道中では法師を食い殺そうとする砂漠の獅子や、赤ら顔で酒宴に誘い込む「酔胡王(すいこおう)」らに遭遇しつつ、苦難を乗り越えて経典を唐に持ち帰るまでを演じた。ユーモラスな動きに、集まった人たちからは度々、笑い声や拍手が起きていた。(荒ちひろ)