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 松阪牛で知られる三重県松阪市が「ふるさと納税」による寄付にお礼で特産松阪牛などを贈り始めると、昨年度の寄付額が7倍超に伸びた。寄付者が使途に地域で福祉活動などをする住民組織を選べる市独自の制度の活性化も狙ったが、こちらの額はあまり増えず、「松阪牛狙い」の傾向が浮き彫りになった。

昨年度は4千万円超す

 市によると、寄付は昨年度644件(前年度比19・52倍)で4049万円(同7・39倍)。うち、2万円以上相当の特産松阪牛などがお礼の特典となる寄付額8万円以上は238件、2293万円だった。すき焼き用松阪牛を贈る寄付額5万円以上8万円未満は332件、1664万円だ。

 特産は全出荷頭数の3・5%の最高級。兵庫県産の子牛を松阪地域で900日以上育て、1月には米国に初輸出され好評だった。寄付額8万円以上の特典は、4~9月の受け付け分にはロースなど600グラム。特産の調達が難しくなる10月~翌年3月は松阪牛極上すき焼き用800グラムに変わる。

 市が特産を特典に加えたのは昨年6月。4月2人、5月1人だった月別の寄付者が6月は一気に44人、12月は219人になった。東京や大阪など都市部からが多く、テレビやネットで紹介された影響とみられる。

使途指定制は伸び悩み

 一方、松阪市ではふるさと納税を寄付者が市内43の特定の地域に生かすため、各地域にある住民協議会の活動支援に使途を絞れる。だが、この制度を使った寄付は51件。額は364万円で前年度比1・41倍、全体の9%にとどまった。

 住民協議会は、市から交付金を…

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