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 ニコンは7日、再生医療向け細胞を量産する工場を建設すると発表した。将来はiPS細胞の生産も視野に入れる。再生医療向け細胞の受託生産で世界最大手のロンザ(スイス)と業務提携して製造ノウハウを提供してもらい、2017年度の稼働を目指す。

 量産するのは体性幹細胞。iPS細胞と比べるとさまざまな細胞への分化は限られるが、細胞をつくるのは容易だという。今年9月までに20億円を出資して、工場を運営する子会社をつくる。工場では製薬会社や研究機関から委託を受けて研究用の細胞をつくったり、預かった細胞を増やしたりする。将来は新薬の原料向けの生産も見込む。

 再生医療向け細胞は、細胞を専用の溶液に漬けてつくったり、増やしたりする。温度管理などが難しく、専門の工場に需要があるとみている。ニコンは顕微鏡や培養装置など再生医療に使う機器を扱っており、工場を新製品の開発や販売にも役立てる考えだ。(高木真也)

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