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 大分市の高崎山自然動物園がサルの赤ちゃんに英王室の王女と同じ「シャーロット」という名前を付け、批判が殺到した問題で、同園には8日も朝から、市民らからの電話などが相次いだ。ただ、命名に肯定的な意見が増えているという。

 英王室広報は7日、取材に「どんな名前を付けようと、動物園の自由」との見解を示した。同園は、肯定的な声の増加には、この見解が報じられたことも影響したとみている。

 同園によると、6~7日に園や市に寄せられた電話、メール、ファクス計550件の内容を集計した結果、命名に批判的な意見は341件、肯定的な意見は205件、不明が4件だった。当初は「王室に失礼」という批判が大半だったが、7日に入り「失礼には当たらない」との肯定的な声が徐々に増えたという。

 8日午前には電話だけで数十件の声が寄せられた。「王室がいいと言うなら、気にしなくていいのでは」などの意見が多いという。園の担当者は命名について「王室はそう言ってくれているが、色々な意見を参考にしながら冷静に決めたい」としている。

 園と市幹部らは8日も対応を協議し、同日午後に記者会見して赤ちゃんザルの名前をどうするか方針を明らかにする。市によると、英国側の意見を聞こうと連絡を取った英国大使館からは「コメントする立場にない」との回答があったという。(鈴木春香)