[PR]

 世界保健機関(WHO)は8日、エボラ出血熱から回復した男性から女性への性交渉による感染の可能性について、「かなり強い」とする見解を発表した。

 WHOは、症状が出てから82日間たった後でも精液からエボラウイルスを分離することがあるとの研究事例を紹介。回復後に血液からウイルスを検出しなくなった後かなり経過してからも、性交渉による感染拡大がありえるとした。

 そのため、回復後も診断を受け、精液を2回検査してウイルスを検出しなくなるまでか、検査できない場合は少なくとも発症後半年間、男性がコンドームを正しく装着することを勧告した。

 回復した女性から男性への性交渉による感染について、可能性は低いとしつつも「理論上は可能性あり」とした。WHOは今後、研究結果を踏まえて勧告を更新する方針だ。(モスクワ=松尾一郎)