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 9日午前10時50分ごろ、「御開帳」が開かれている長野市の善光寺で、小型無人飛行機(ドローン)が境内の山門北側に落下した。僧侶らの法要行列の間に落ち、付近には大勢の参拝客もいたが誰にも当たらず、けが人はなかった。

 ドローンは縦約25センチ、横約29センチ、重さ約400グラムのカメラつき。同日正午すぎ、横浜市の少年(15)が「ドローンが風にあおられ、落ちてしまった」と善光寺臨時派出所に届け出た。長野中央署は少年が寺周辺からドローンを飛ばし、法要行列の様子などを撮影しようとしていたとみている。

 落下時は、6年(数えで7年)に1度の御開帳で最も重要な行事の一つ、「中日庭儀大法要(ちゅうにちていぎだいほうよう)」が浄土宗の住職らによって営まれる直前だった。本堂と山門の間の石畳上に「カシャッ」と音をたてて突然落ちたため、寺関係者らが片付けた。法要は予定通り始まった。

 行列に参加した寺関係者の男性は「目の前に突然落ち、山門の飾りかと思って見たらドローンだった」。行列を見守っていた参拝客の女性は「僧侶にかざされた朱傘をかすめるように落ちたのが見えた。誰にも当たらず、本当によかった」と話した。

 寺から被害届などは出されず、署は少年を厳重に指導したという。(小松隆次郎