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(10日、大相撲夏場所初日)

 いいところなく尻餅をついた旭天鵬。支度部屋に戻ると、「ケツから落ちたら、ヤバイよなあ」と苦笑した。

 常幸龍と四つに組んだが押し込まれ、とっさに左から相手を振りにいってしまった。左足をひっかけられてバランスを失い、尻から崩れ落ちた。

 俵際で相手を振るのは旭天鵬の十八番。「涙の初優勝」を果たした3年前の夏場所の優勝決定戦も栃煌山を俵際で振り倒し、賜杯(しはい)を抱いた。だが、「相手が勢いよく出てきたわけじゃないから、振っても効かないよね。でも瞬間的にやっちゃうんだよなあ」。

 まげを直して支度部屋を出たところで、世話人から声をかけられた。「やっとジャンパー着る気になったか?」。笑顔で「いやいや、まだまだ」と応じた。「ジャンパー」とは、引退した親方衆が着る、協会の紺色のジャンパーだ。旭天鵬勝、40歳。「まだまだやりまっせ」(抜井規泰)

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