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マンボウナゲット(冷凍)〈税別450円〉

 三重県紀北町のキャラ「きーほくん」を袋の左下に見ることができます。頭にマンボウをかぶり「食べちゃいたいくらい可愛い」のですが、本当に食べちゃうんです、マンボウ。

 紀州の殿様が浜に揚がったマンボウを召し上がったという民話が紀北町に残っており、伝統的な食文化だとわかります。しかし、マンボウ漁はしていません。定置網漁で偶然マンボウが網に入ってしまった時だけ、地元のみで消費されてきました。煮付けや刺し身などが長く郷土の味です。

 その中で地元民を驚かす新発明が、まるでチキンナゲットのような感覚のマンボウナゲットでした。開発は紀北町のご当地スーパー「ヤマショー」を経営する会社。80%が水分というマンボウをナゲットにするのは困難を極め、なんと10年の歳月を費やしたとか。でも、その豊富な水分のおかげで鶏肉ナゲットの約4分の1という低カロリーが魅力となり、さらに資源を捨てずに利用できるため、漁師さんも大喜び。

 こんな大人気のマンボウナゲットですが、メーカーには悩みが。地元以外では「マンボウは可愛いから」という理由で販売を断られるのだそうです。

採取地

スーパー ヤマショー

三重・紀北町

0597・36・1616

     ◇

 菅原佳己(すがわらよしみ) スーパーマーケット研究家。夫の転勤で転居を重ね、ご当地食の魅力に開眼した。一女の母。

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