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 季節によってダム湖から見え隠れし、「幻の橋」と呼ばれる上士幌町のタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)が、今年も間もなく沈み始める。第一級の鉄道遺産として「北海道遺産」に指定されたコンクリート製のアーチ橋だが、風化が進む。10年にわたり橋を撮り続けてきた同町在住の岩崎量示さん(36)は「橋の完全な姿を見られるのは、残りわずかかもしれない」という。

 タウシュベツ川橋梁は、大雪山系の森林資源を運び出そうと敷かれた旧国鉄士幌線(1987年廃線)にかかっていたアーチ橋の一つで、37年に完成。56年に水力発電用の糠平(ぬかびら)ダムができたため、士幌線はダム湖の糠平湖を避けるルートに付け替えられ、タウシュベツ川橋梁だけ湖の中に取り残された。

 ダム湖は季節ごとに水位が変化する。年によって時期は多少前後するが、春になると橋が沈み始め、秋になるとほぼ完全に湖面下に沈む。水位が下がる1月ごろ、橋は姿を再び見せ始める。湖面に顔を出したり沈んだりすることでコンクリートの風化が進むが、費用面がネックとなり、保存の動きはない。

 目に見えて橋の劣化が進んだの…

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