[PR]

 シャープは、1218億円の資本金を1億円へ大幅に減らす減資案を断念する。税法上の「中小企業」となることで税の軽減をねらったが、売上高3兆円近い企業が優遇を受けることに、批判が出ていた。新たな資本金は5億円程度を考えている。

 資本金を1億円以下にすれば、企業規模などに応じて税金を課される外形標準課税が適用されない。シャープは経営再建策の一つとして、こうした優遇措置を受けられる大幅な減資を考えていた。しかし、宮沢洋一経済産業相が12日に「若干、企業再生としては違和感がある」と指摘し、取引銀行幹部からも「世間の納得を得られないのではないか」といった声が出ていた。

 シャープは2014年3月末で208億円(単体)の繰り越し赤字があり、15年3月期決算でさらに膨らむ見通しだ。資本金を大きく取り崩して繰り越し赤字を埋める方針は変えず、新たな資本金は5億円程度を軸に考えている。

こんなニュースも