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 東京発の臨時新幹線を借り切り、プロ野球広島の本拠マツダスタジアムへ観戦に来てもらうツアーが16日、球団の企画で実現した。多くのファンを乗せた新幹線は午前7時20分ごろJR東京駅を出発し、正午過ぎに広島駅へ到着。午後2時過ぎからのDeNA戦は1―2で負けたが、企画の参加者を含め3万886人の観客で球場は埋まった。

 料金は観戦チケット、Tシャツなどのグッズを合わせて5千円。JR広島駅までの片道運賃だけ球団が負担する。チーム人気が全国的な広がりを見せるなか、遠隔地のファンにも球場に足を運んでもらう狙い。3月末、一般のファンや一部ファンクラブの会員を対象に球団が募集したところ、1万3802人から応募が殺到。抽選で約1300人が決まった。

 東京駅からは約600人が乗車した。新幹線は新横浜、名古屋、新大阪、新神戸で停車し、それぞれ参加者が乗り込んだ。車内には広島のチームカラーの赤い座席シートがかけられた。また、鈴木誠也選手(20)や田中広輔選手(25)らによる到着案内などが流れ、乗客を喜ばせた。

 子供の頃から広島ファンだという埼玉県狭山市の公務員中林晋一さん(46)は、息子で大学生の宏太さん(19)とともにユニホーム姿でJR東京駅から乗り込んだ。マツダスタジアムでの観戦は初めてだという晋一さんは「胸がどきどきする」と笑顔を見せ、宏太さんは「超楽しみ」と心待ちにしていた。(堤之剛)