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 厚生労働省は25日、京都大が再生医療の安全性などを審査する委員会を設けることを認めた。京大iPS細胞研究所の高橋淳教授らは、iPS細胞を使ったパーキンソン病の治療を目指した臨床研究を計画しており、6月にもこの委員会に審査を申請する。

 iPS細胞などを使った再生医療の臨床研究は再生医療安全性確保法で規制されている。研究を行うには生物学や法律の専門家らが参加する委員会で、細胞の作り方や患者の選び方など、安全性や倫理面について審査を受ける必要があり、京大が厚労省に設置を申請していた。

 パーキンソン病は神経の難病で、脳の中央部でドーパミンという物質を作る神経細胞が減ることで起きる。高橋教授らは、iPS細胞から作った神経細胞を患者の脳に移植することを計画している。移植した細胞がうまく働けば、病気の進行を抑えられる可能性がある。

 iPS細胞を使った初の臨床研究は、理化学研究所のグループが目の難病で進めている。このときは再生医療安全性確保法の施行前で、厚労省の専門委員会が指針に基づいて審査した。