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 浅田真央との一問一答は次のとおり。

 ――現役続行を決めた理由は。

 「休養中に自然と試合が恋しくなり、いい演技ができた時の達成感をまた感じたいと思い始めたのが理由の一つ。今は試合に出場できる状態に持っていくために毎日練習している。今年3月に(佐藤信夫)先生に相談し、5月から先生と練習を始めています」

 ――進退について「ハーフ、ハーフ」としていた。

 「今は100%復帰するつもりでやっていますが、50%と50%になったり、90%と10%になったり。できるか、できないか(という問いかけ)を繰り返してきました」

 ――復帰する方の割合が低かった時期もあったか。

 「ソチ五輪が終わった後は、やめる気持ちの方が強かった。先のことは誰にも自分にも分からない。時の流れに身を任せて生活してきた。スケートから離れたいと思った時も、数日後にアイスショーや教室があった。滑った時に自分にはスケートが欠かせないと思うようになり、練習を重ねるうち、自分は試合に出たいのかなと思い始めてきました」

 ――2018年平昌五輪については。

 「今の時点で五輪は考えていない。最低でも去年の世界選手権のレベルにいかなければ試合に復帰できない。そのレベルまで戻すのが今の目標です」

 ――ファンのメッセージが決断に影響したか。

 「たくさんの手紙を頂いて、応援してもらっていると改めて感じた。『まだできる』という方も『もういいんじゃないの』という方もいた。最終的には自分が決めること。一つの目標を達成するには強い気持ちがなければいけない。責任を持ってやっていきたい」

 ――五輪の年は27歳になる。

 「自分に期待しながら練習している。自分の気持ちとしては復帰を目指してやっているけど、コーチにも『この先に何があるか分からない』と言われている。今は目標に突き進んでいます」

 ――復帰戦の計画は。

 「練習を再開したばかりで、試合については何も決まっていない。昨季のレベルに戻すことを目指して頑張っています」

 ――ラジオ番組で対談した伊藤みどりさん(1992年アルベールビル五輪銀メダリスト)から、どんな言葉をもらったか。

 「印象に残っている言葉が二つあって、一つは『継続は力なり』。もう一つは『自分が後悔しないように決断してほしい。自分がやりたいと思ってもできないときがある』というアドバイスでした」

 ――休養中は被災地を訪問した。

 「あまり経験したことのないスケートレッスンをやらせてもらった。子どもたちも私と滑ることで喜んでもらえたし、東北に行った時、多くの人に『五輪や世界選手権を見てパワーをもらえたよ』と言ってもらえたのがうれしかった」

 ――アイスショーも含めて、どんなプログラムで滑りたいか。

 「アイスショーで滑る曲はまだ決まっていない。自分の状態がどこまで戻るかによって、ショートプログラムの演技をやるかもしれないし、エキシビションになるかもしれない。なるべく今までやったことがない曲にチャレンジしたい」

 ――休養前はトリプルアクセル(3回転半)ジャンプにこだわりを持っていた。

 「今までトリプルアクセルを強みにしてきたが、ジャンプのレベルがすごく上がっている。追いつけるように練習しているが、今24歳でスケート界の中ではベテランに入ってきている。ジャンプの技術を落とさないことも目標だけど、それだけではなく、大人の滑りを見せたい」