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 ミナミイシガメなどワシントン条約で国際取引が規制されているカメ約400匹が5月初旬、中部空港(愛知県常滑市)で、出国者の荷物から見つかったことが分かった。ミナミイシガメは絶滅のおそれがあるとして、環境省が4月、輸出を原則禁止にしたばかりだった。

 名古屋税関などによると、出国しようとした男女2人の大型スーツケースから見つかった。ミナミイシガメのほか、日本の固有種ニホンイシガメもいた。関係者によると、2匹ずつ腹側を合わせるようにして、靴下の中に入れられていたという。

 両種は2013年、ワシントン条約の規制対象になり、輸出には国の許可が必要。さらにミナミイシガメは4月から輸出が禁止されており、税関は関税法違反(無許可輸出未遂)の疑いがあるとみて調べている。

 同空港では4月にも約80匹のミナミイシガメなどを無許可で国外に持ち出そうとしたケースがあった。税関は「調査中」として、出国先や持ち出そうとした人物の国籍を明らかにしていない。環境省などは輸出禁止を受けて、密輸出を試みたとみている。

 ミナミイシガメのうち、日本に生息するのは亜種のヤエヤマイシガメ。沖縄県の石垣、西表、与那国の3島の水田に主に生息している。環境省が14年に初めて生息数を調査した結果、推定約3万3千匹しかいなかった。一方で13年度は1千匹、14年度は5214匹が輸出されており、同省は「乱獲が続くと、早ければ8年後に絶滅するおそれがある」として輸出禁止にしていた。

 ニホンイシガメは本州・四国・九州の河川などに生息する日本固有種。輸出数は13年度が3850匹、14年度は1万1155匹と増えている。いずれも輸出先は中国が大半を占めるという。

■中国では食用やペット…

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