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 山形県警の嘱託警察犬を選ぶ審査会が19日、天童市田麦野で開かれた。シェパードやラブラドルレトリバーなどの大型犬に交じって、トイプードルが初めて参加。集まった32頭が日頃の訓練の成果を競った。

 審査内容は足跡の追跡、人物の捜索・救助と、臭気選別の3科目。合格した警察犬には6月上旬に通知が届き、県警本部長から1年間の嘱託を受けて県内の事件や事故の捜査を手伝う。

 10メートル先の5枚の布をかぎ分ける臭気選別には、酒田市のトイプードル「ポッキー」(オス、5歳)が初めて挑戦。選別を放棄して走り去ってしまう犬もいる中、4回中3回的中させ、会場からは「大したもんだ」と拍手が起きた。指導手の阿部良一さん(59)は「予想以上にできたと思います。自信はなかったけれど、うまくやってくれてよかった」と胸をなで下ろした。

 生後2カ月のころにトイレのしつけから始めるうちに「愛玩犬なのにおりこうな子だな」と感じ、昨年8月から警察犬用の訓練に取り組んだばかり。普段はとっても甘えんぼうだが、今では「シェパードにも引けをとらないくらい優秀」という。飼い主の柴田淳一さん(67)が車いすで移動する時、いつもぴったり脇を離れないという。柴田さんは「よくやった。胸がいっぱいです」と頭をなでてほめていた。(多鹿ちなみ)