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 江戸時代の画家・長沢芦雪(ろせつ)が描き、大津市坂本5丁目の日吉大社に奉納された絵馬「猿図」を、成安造形大学付属近江学研究所が復元模写した。傷みが激しく、芦雪の他の作品も参考にし、学生らが9カ月かけて完成させた。指導した吉村俊昭教授(65)は「わずかな痕跡しかなく、他の作品の調査に時間をかけ、習作を重ねた。オリジナルの雰囲気はかなり再現できたと思う」と話している。

 県内の美術館から「日吉大社に芦雪の絵馬が奉納された記録が見つかった」と日吉大社に連絡があった。調査したところ、境内の建物で、絵の具の大部分が剝落(はくらく)した絵馬が見つかった。劣化を食い止める処置が難しかったことから、吉村教授に復元を依頼し、昨年7月から作業が始まった。

 絵馬の画面は縦68・3センチ、横80・0センチ。赤外線写真で判明した「奉納 寛政四壬子五月吉祥日 藤井正脩」の墨書などから、1792(寛政4)年に京都の呉服商・藤井正脩の依頼で作られたと判明した。親子の猿が毛づくろいをしている様子が描かれていたが、細かいポーズはわからなかった。

 復元模写は、同大美術領域アシ…

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