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 人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている~芥川龍之介「侏儒の言葉」

 あの「親子げんか」は、まだ終わっていない。

 世間の話題をさらった、大塚家具の「お家騒動」劇。主役は、創業者で前会長の大塚勝久(72)と、長女で社長の久美子(47)。3月、株主総会を舞台に、2人が互いの退任を求めて委任状争奪戦を繰り広げた。その2人が、今度は舞台を東京地裁の法廷に移す。7月中旬、互いに法廷に立ち、主張をぶつけ合うことになった。お題は「株はだれのものか」だ。

 争いのもとになっているのは、大塚家の資産管理会社「ききょう企画」が握る大塚家具の株の一部だ。発行済み株式数の7%にのぼる。いまは「久美子派」のきょうだいが代表で、3月の戦いでは久美子の社長続投に一役買った。

 勝久は裁判で、自身が渡した株の返還を事実上求めている。一方の久美子サイドは、株は大塚家具の事業を引き継ぐために受けとったもので、その必要はない、と真っ向から反論している。

 会長の座を失ったとはいえ、勝久は18%の株を握る大塚家具の筆頭株主。裁判に勝てば、ききょう企画の7%も手にする可能性がある。久美子が率いる大塚家具の業績が上向かないようだと、「社長復帰をめざして委任状争奪戦を再び仕掛ける可能性がある」と、勝久周辺は語る。

 いつ終わるとも知れない親子の争い。3月の騒動は、表向きは「経営方針の違い」が理由だった。

 「(低価格路線の同業他社を)ライバルとして意識すると間違える」(勝久)

 「来店客に住所や名前を書いてもらう従来の受付や接客には、抵抗を感じる人が多い」(久美子)

 2003年に730億円に達した大塚家具の売上高は、14年には555億円。低価格を売りにするニトリや、外資系のイケアに押され、大塚家具の業界内での立場が揺らいでいる中での争いだっただけに、主張に重みもあった。

 ただ業界内からは、こんな声も聞こえる。「あの親子は10年来、仲が悪い」(取引先幹部)

 そんな2人の対立が決定的にな…

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