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 スタバが来るなら勝手にスナバ――。大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒージャパン」のシャミネ鳥取店(鳥取市)が23日にオープンするのに合わせ、鳥取をPRする「勝手にスナバキャンペーン」を同日から県と、地元喫茶店有志10店が結成した「鳥取珈琲(コーヒー)文化振興会」が始める。県産品があたるくじが引けるイベントをしたり、市内の喫茶店を紹介したりする。

 21日に発表会があった。場所は鳥取砂丘(鳥取市)。平井伸治知事がアラブの民族衣装で登場し、北条砂丘や弓ケ浜など県内各地の砂丘に触れ、「(スタバ進出は)県にとって大事件だが、これからもスナバを愛していただきたい」と呼びかけた。平井知事は「スタバはないがスナバ(砂丘)はある」と、47都道府県で唯一スタバがないことを逆手にとって鳥取をPRしてきた。

 着ぐるみの砂かけ婆(ばばあ)も登場。平井知事は「夜になるといさり火が立つ。砂の向こうにはイカがある。イカすな」などとだじゃれを連発し、砂かけ婆に「臨時スナバー大使」の委嘱状を手渡した。

 キャンペーンは6月30日まで。特産品が当たるくじは、県内の道の駅や砂の美術館などに置いてある県内の観光施設の割引特典などがついた冊子「トリパス」を持ち、鳥取砂丘近くの鳥取砂丘情報館に行けば引ける。1等は10万円相当の鳥取和牛オレイン55やスイカ、ナシなどで、2等以下は鳥取砂丘の砂で焙煎(ばいせん)した「砂コーヒー」や砂丘ラッキョウ漬けなど。

 喫茶店紹介では、鳥取珈琲文化振興会に参加した「すなば珈琲」が市内の喫茶店を紹介するマップを作り、店内に置く。振興会結成を記念し、22日午前10時からJR鳥取駅前のバードハットで加盟3店のコーヒーを試飲してもらうイベントを開く。

 総務省の調査によると、鳥取市はコーヒーの1世帯当たり購入量が県庁所在地と政令指定市の中で全国2位(2012~14年の平均)。振興会の事務局を務めるすなば珈琲の運営会社の岡野英之さん(53)は「鳥取にはコーヒーをたしなむ文化があり、老舗の喫茶店もある。消費量が1位になるよう盛り上げたい」と話していた。

 すなば珈琲鳥取駅前店では、23~27日にスタバのレシートを持参した人にブレンドコーヒーを半額で販売するキャンペーンをする予定。(柳川迅)