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 京都市の繁華街を東西に貫く四条通で、歩道の大幅な拡張工事が進んでいる。これまで交通政策の「常識」といえば車道を広くすること。しかし、市は「歩いて楽しい街」をめざし、あえて車道を減らす策に踏み切った。古都の大動脈での大実験や、いかに――。

 有名寺社にほど近く、商業施設も立ち並ぶ四条通の歩道の混雑は深刻で、休日や観光シーズンには前に進むのも一苦労だった。

 そこで京都市は昨年11月、烏丸通から四条大橋をへて川端通までの1・1キロで改良工事に乗り出した。片側2車線を1車線に減らす一方、両側の歩道の幅を3・5メートルから約2倍の最大7・1メートルに広げる計画だ。

 すでに約半分の区間で歩道の幅が広がり、仮舗装も済んだ。すべて完成するのは10月の予定だ。「すれ違う人にぶつかってイライラすることもなくなった。歩きやすいわ」。沿道の百貨店を訪れた山科区の女性(80)は喜ぶ。

 一方、車道はバス停4カ所に止まるバスが後続車をせき止め、渋滞が起きている。今春の桜シーズンは、四条河原町の交差点から八坂神社前まで約700メートルにわたって終日、車列が数珠つなぎになる日もあった。中京区の女性(40)は乳児を連れ、バスやタクシーを使って買い物に来る。「車が前へ進まないほうが迷惑。観光客より市民生活を考えて」と厳しい。

 市民の賛否が分かれる事業。市…

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