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 アナグマに似ているタヌキはニッポンの民話では、姿を変え、いたずら好きで気性の激しい動物だ。タヌキがふざけて蒸気機関車に化けてみせたが、反対方向から本物の列車が走ってきてペシャンコになるという話がある。老女を殺してスープにし、その老女に変身して夫にスープを飲ませるタヌキの話もある。

 マイケル・ディラン・フォスターの著書「The Book of Yokai:Mysterious Creatures of Japanese Folklore」(妖怪の物語:日本の民間伝承における神秘的な創造物=カリフォルニア大学プレス出版)には、こうしたタヌキのような奇想天外な化け物の話がたっぷり書き込まれている。この本は今年、米国の出版界でヒットした数ある妖怪モノの1冊だ。この6月には、ザック・デービソンが書いた「Yurei:The Japanese Ghost」(幽霊:日本のお化け=チン・ミュージックプレス出版)が出版される。日本で最も恐れられ、また愛されてもきた幽霊の歴史を冷徹に見つめた本である。いずれも学術的な著作で、スクロールプリント(絵巻物)やウッドブロックプリント(木版画)、オリジナルのイラストなどを使っている。

 マイケル・ゴールドスタイン著の「Yokai Character Collection」(妖怪列伝=パンナム・ブックス出版)は、よりビジュアル(視覚要素)を含む本である。イラストを担当したチップ・ボールズは、「スライディングドア(障子)に無数の目」がある妖怪「目目連(もくもくれん)」、水の中に馬や人間を引きずり込むこともある水界の魔物「かっぱ」といった怪物たちを想像することに魅せられたらしい。

 マシュー・マイヤー著の「Th…

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