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(24日、大相撲夏場所千秋楽)

 照ノ富士(23)は支度部屋でテレビを見つめ、同じ伊勢ケ浜部屋の兄弟子の日馬富士が白鵬を破った瞬間、付け人と抱き合った。そして、身長191センチの大きな背中を丸め、顔をうずめた。「夢みたい」。思いきり、泣いた。

 モンゴルのウランバートル出身で生まれた時の体重は4900グラム。少年時代に白鵬の父、ムンフバトさんに素質を見いだされた。「将来は、大相撲かモンゴル相撲の力士になりなさい」。親類がムンフバトさんの知人だった偶然の縁。それから10年余り。その恩人の息子と優勝を争い、初めて賜杯(しはい)を抱いた。

 ムンフバトさんの勧めで10代前半で体育学校に入った。だが、苦しい柔道の練習に音を上げ1年で登校拒否に。それでも別の柔道クラブを紹介してもらうなど、熱心に応援をし続けてくれたという。

 大相撲に初めて触れたのも、この頃だ。観光目的で母と来日。偶然、相撲部屋の関係者に声をかけられ、稽古を見学した。観光に出向く母と別行動で、連日の部屋通い。「いつか、日本で関取になりたい」。帰りの機内で夢をはせた。

 一方、学校の成績も優秀だった。学芸会では決まって司会を務める人気者。鉱山で運転手をして照ノ富士を育てた父ガントルガさん(48)は「目立ちたがり屋で、甘えん坊なのは今も同じ」と話す。

 飛び級を認められ、17歳で技…

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