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 中国で、輸入が禁止されている日本産の牛肉を不正に販売したとして、上海の公安当局などが3月に日本企業を摘発し、容疑者30人の身柄を拘束していたことがわかった。東南アジアを経由して果物やハムなどの名目で持ち込み、大量に売りさばいていたとみられる。

 公安省主管のサイト「中国警察網」が、摘発について21日に伝えた。関係者によると、容疑者には日本人1人が含まれ、現在も拘束が続いているという。

 調べでは、摘発された日本企業は2013年10月から日本産の牛肉をカンボジアに輸出し、タイとラオス経由で上海に運び込んでいた。当局は牛肉などの冷凍品13トン(約5億9千万円相当)を押収した。これまでに、97トンの肉を不正に販売したとみられるという。

 中国政府は01年以降、口蹄疫(こうていえき)などを理由に日本産牛肉の輸入を禁じている。日本産の牛肉は、個人が密輸する例はあるが、日本企業がからむ大がかりな密輸が明るみに出るのは珍しい。(上海=金順姫

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