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 中国近海から日本の海域で広がるアカサンゴの密漁をめぐり、中国当局は昨年3月から1年余りの取り締まりで、約224キロのアカサンゴを押収した。価格にして1億元(約19億円)以上になるという。中国海警局が25日に発表した。密漁が国際的な問題になるなかで、厳しく取り締まる姿勢を国内外にアピールする狙いがあるとみられる。

 中国メディアの報道によると、海警局は昨年3月から今月までに、浙江、福建、広東などの各省沿岸で、のべ2163隻の船を捜索。密漁の疑いで140隻の漁船を摘発し、80人を拘束した。今年4月に広東省スワトー沖で摘発した2隻の漁船からは、約540万元(約1億円)に相当する約14キロのアカサンゴが押収されたという。

 絶滅のおそれがあるアカサンゴは中国でも「国家1級保護動物」に指定され、捕獲や販売が厳しく規制されている。だが、富裕層が増えるにつれ需要は高まる一方で、価格は毎年3割ずつ上がっているという。希少なものは1グラム1万元(約19万円)を超すものもあり、販売目的の密漁があとを絶たない。(広州=延与光貞)

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