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 京都市は、市内の公衆無線LANスポット「KYOTO Wi―Fi」のうち、駅やバス停などでの接続時間を30分間に短縮した。これまでは市内を渡り歩く外国人観光客の利便のため、1度の認証で24時間利用できたが、情報セキュリティー強化を優先したという。

 スポットでは、スマートフォンなどの端末上で利用規約に同意すれば、簡単な操作でインターネットが利用できる。接続時間は1回の認証で原則24時間で、何度も認証作業をする必要がなかった。

 だが、スポットでは、ルーターから端末までの無線通信が暗号化されておらず、安全性が低い。府警は3月、市に接続時間を短くするなど安全対策を強化するよう要望していた。

 市は先月28日から、383カ所の市バスのバス停と31カ所の地下鉄駅、116カ所の公共施設では、1度の接続時間を30分に区切ることにした。こまめに接続を切ることで長時間にわたってウイルスをばらまくなどの行為がしにくくなる効果が期待できるという。また、バス停では、バスの運行時間外となる午前1~5時には接続できないようにした。

 京都市は「バスや地下鉄を30分以上も待つ人はおらず、利便性は悪くならないと考える。公衆無線LANでは重要な情報をやり取りしないよう、今後も呼びかけていく」としている。