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 民事再生手続き中の航空会社スカイマークの社長を、日本政策投資銀行から出す方向で、関係者が調整に入った。当初はANAホールディングスから航空事業の経験者を選ぶ予定だったが、経営が一体化することで競争が緩むことを懸念する、国土交通省などの意向に配慮した。

 4月に結んだ基本合意では、最大株主の投資ファンド・インテグラルが会長を、ANAが社長を指名するとしている。ただ、ANAが社長を出すことを見送ったため、ANAに協力する政投銀から選ぶことにした。

 会長には、インテグラルの共同代表を務める佐山展生氏か山本礼二郎氏が就く方向だ。

 スカイマークは29日にも、再生計画案を裁判所に出す予定だ。

 ただ、計画案に対し、すべての債権の約3分の1を持つ米リース会社「イントレピッド」が反対の意向を関係者に伝えた。関係者によると、スカイマークに貸していた航空機の買い取りをめぐるANAとの交渉がまとまらなかったためという。4月の段階では、「ANAの参画が妥当だと考える」と表明していた。

 再生計画の認可には、総債権額の2分の1以上を持つ債権者の賛成が必要で、計画案の成否に影響を与える可能性もある。