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 北九州市の小倉祇園太鼓(7月17~19日)と、わっしょい百万夏まつり(8月1、2日)の露店の出店者を決める公開抽選会が26日、市内で開かれた。市と福岡県警が連携して暴力団排除を進めてきたが、指定暴力団工藤会(本部・北九州市)トップらの摘発が続く今年、初めて暴力団関係者の応募は「ゼロ」になった。

 抽選会は、市と小倉北署でつくる「小倉北明るい祭り推進協議会」が開いている。同協議会は1991年8月、出店を巡るトラブルを背景に、露天商組合の代表者宅に銃弾が撃ち込まれる事件が発生したのを受け、翌92年に発足した。

 協議会は出店希望者に顔写真入りの申請書を提出させ、本人確認のために身分証明書の提示も求める。警察からの情報をもとに暴力団関係者かどうかをチェックし、関係者と認めた場合は抽選から除外する。

 26日の抽選会には、小倉祇園太鼓に1595業者、わっしょい百万夏まつりには1668業者から応募があったが、チェックした結果、暴力団関係者は確認されなかったという。協議会によると、過去10年間で暴力団関係者の応募がなかったのは初めて。捜査関係者は「暴排の意識が広がっているためではないか」とみる。(小川裕介)