日本の古典や音楽に造詣(ぞうけい)が深く、名随筆家として知られたフランス文学者で、国際日本文化研究センター名誉教授の杉本秀太郎(すぎもと・ひでたろう)さんが27日午前7時35分、白血病で死去した。84歳だった。通夜は30日午後6時、葬儀は31日午前10時30分から京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町116の公益財団法人「奈良屋記念杉本家保存会」の杉本家住宅で。喪主は妻千代子さん。葬儀委員長は公益財団法人「冷泉家時雨亭文庫」理事長の冷泉為人さん。

 日本芸術院会員。京都大大学院修了後、京都女子大教授。生家の「杉本家住宅」は京都で最大級の町家として国の重要文化財に指定され、自身も保存会代表理事を務めた。96年、随筆「平家物語」で大佛次郎賞、今年1月に京都府文化賞特別功労賞を受賞した。著書に「洛中生息」「文学演技」など。