[PR]

 東村山市でほぼ全編が撮影された映画「あん」が30日から公開され、隣接する埼玉県所沢市の映画館で舞台あいさつがあった。河瀬直美監督は「地元の人たちに一番にお礼を伝えたい」と、撮影に協力した東村山市民らに感謝した。

 河瀬監督のほか、俳優の樹木希林さんや永瀬正敏さん、原作者のドリアン助川さんが参加。東村山市内のハンセン病療養所「多磨全生園」は、樹木さん演じる高齢の女性が暮らす施設の舞台になった。あいさつでは出演者らが園を訪れた際のエピソードや地域の人たちとの交流も披露された。

 樹木さんは取材に「70過ぎまで生きてきて全生園のことを知らず、恥ずかしかった。園で暮らす人に『あんた、がんばんなさいよ』と言われて元気になった」と話した。(斉藤寛子)