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 世界一周を目指して飛行を続ける太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が1日、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に着陸した。当初の計画では中国・南京から米ハワイまで一気に飛ぶ予定だったが、悪天候のため名古屋で天候回復を待つことになった。

 この飛行機は、太陽光エネルギーを利用して発電し、モーターを動力とする。最大高度8500メートルを最高時速140キロで飛ぶ。スイスの民間チームが中心となって開発した機体は、両翼が72メートルとジャンボ機並みだが、重さはわずか2・3トンで、操縦士1人が搭乗する。太陽電池が翼や胴体に張り巡らされており、充電池で夜間飛行も可能だ。

 今年3月に中東・アラブ首長国連邦のアブダビを出発後、インド、ミャンマーなどをへて、3月末に中国入り。南京を5月31日に離陸後、日本上空を通り、約8千キロ先の経由地ハワイまで、約6日間かけて到達する計画だった。(ジュネーブ=松尾一郎)