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 5月30日夜、小笠原諸島沖で発生した地震で、神奈川県二宮町は本州で唯一、「震度5強」を観測した。気象庁の基準では、棚の食器や本が落ちるという揺れの強さだが、目立った被害は見当たらない。町では過去にも高めの震度が記録されていて、町は疑問に揺れている。

 30日の地震では、「震度5強」を受け、テレビニュースで二宮町からの中継が繰り返された。町役場では一時職員全員に招集がかかり、55人が駆けつけて情報を収集したが、目立った被害は確認されなかった。

 隣接する大磯町や中井町は震度3なのに、二宮町だけがなぜ――。

 「全国の皆様、神奈川県二宮町の町議会議員です。二宮町だけがなぜ、神奈川県の中で揺れが強いかといいますと、地震(計)設置場所が軟弱地盤のところに建設されている消防署においてあるからです」

 同町の小笠原陶子議員(61)は同日深夜、ツイッターでこう発信した。全国から被災を心配する電話やメールが相次いだため、「現地の状況を理解してもらいたかった」と話す。

 二宮町の震度計は同町中里の消防署の敷地内に県が設置し、データを気象庁に提供している。

 町によると、消防署の敷地は、1969年から、一帯の水田や畑を区画整理して宅地化された場所の一画。東日本大震災の際にも、大磯町では震度4だったのに、二宮町では県内最高に並ぶ「5強」で、町の担当者も「周辺市町村より震度が高く出る印象がある」と話す。これまでも県に点検を要請してきたが、機器に異常は見つかっていない。

 局地的に地盤が弱いことは以前から指摘されていて、今回の地震で記者が消防署に駆けつけると、当直の署員は「最初の揺れのあとにドカンと大きな横揺れがあり、消防車両などが動いた。東日本大震災を思い出す大きさだった」と驚きを口にしていた。

 横浜地方気象台によると、20…

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