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 6月に入り、蚊が気になる季節になってきました。昨年は約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認され、蚊から身を守る意識も高まっています。広島市の男性(46)から「対策グッズの紹介を」とメールを頂きました。需要の高まりをうけ、メーカーも新商品を多く投入しているようです。

 コクミンドラッグでは、例年より1カ月早い3月下旬から「虫よけグッズコーナー」を設置した。効果の強さや長さ、大容量などを訴える各メーカーの新商品が並ぶ。

 「デング熱の騒動以降は『蚊は刺されてはいけない存在』という意識が強まっている」と、薬剤師の富山俊輔さんは話す。例年は蚊が本格的に活動する7月以降が中心だった虫よけスプレーの販売だが、今年はすでに好調だという。

 「金鳥(きんちょう)」ブランドで知られる大日本除虫菊によると、虫よけグッズは大きく2種類に分かれる。蚊取り線香のような虫を殺すものと、虫よけスプレーのように虫を遠ざけるものだ。

 殺虫剤の大半はピレスロイドという系統の薬が使われ、神経に作用して虫などを殺す。哺乳類は分解する酵素を持つため、人にはほとんど影響がないという。薬の濃度がうすければ虫を遠ざける効果もある。

 虫よけにはディートという系統の薬が多く使われる。二酸化炭素や温度を感じる神経をまひさせ、蚊が刺す場所を見つけられなくする。ただ、すべての商品が、デング熱を媒介するヒトスジシマカなどの蚊用ではないので注意も必要だ。

 医薬品医療機器法(旧薬事法)は、感染症を広げる虫を害虫に指定し、退治するのに有効な商品を国が「医薬部外品」や「医薬品」として承認する。承認されないと、効用はうたえない。承認されていないものは「雑品」などとして販売される。つるすタイプの商品の多くはこれにあたる。承認には時間がかかるため、メーカーによっては新開発の商品を雑品として販売する例もある。あるメーカーの担当者からは「法律が現状に追いついていない」と不満も漏れる。(神沢和敬)

蚊の発生を抑えるには

 蚊は、わずかな水さえあれば発生する。卵から2週間ほどで成虫になるので、1週間に1度、家の周りを掃除するなど発生源を抑えるといい。15度を超えると吸血を始め26~32度でもっとも活発になる。蚊の種類によって活動時間が異なり、デング熱を媒介する「ヒトスジシマカ」は昼に活動する。濃く暗い色を好むため、明るい色で肌の露出を控える服装も効果的だ。(大日本除虫菊の資料をもとに作成)

■容量…

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