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 人口減少が続く大阪府富田林市が、4月以降に妊娠を届け出た人に祝い品を贈る事業を始めている。経済的負担を軽減し、長く市内で暮らしてほしいとの願いからだ。市政策推進課は「妊娠は家族の最初の喜びの一つ。子育て支援の第一歩として取り組む」としている。

 祝い品は、低農薬で栽培された地元産のお米や、ベビー用品を選べるカタログギフトなど約3万円相当。子育て支援は各地に様々あるが、同課の担当者は「妊娠祝いは珍しい取り組みではないか」と話す。今年度の予算は約850人分で、地方創生に関する交付金で賄う。

 同市の人口は2001年度の12万6400人をピークに11万5379人に減少(5月末現在)。出生者数も1992年度の1409人に比べ14年度は780人に。特に就職や結婚などで転出する20~30歳代が多いという。開始以降、市には33件(今月4日現在)の申請があった。(鈴木洋和)