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 大手学習塾で講師として働く大学生らが4日、未払い賃金などがあるとして労働組合「個別指導塾ユニオン」を結成し、塾の運営会社3社に団体交渉を申し入れた。今後はさらに8社ほどに未払い分の支払いを求めていく方針だ。

 新しい労組の母体は、若者の労働相談にのるNPO法人POSSE(ポッセ)が立ち上げた「ブラックバイトユニオン」。個別指導塾で働く大学生らから「授業時間以外にも、報告書づくりなどを命じられ働いているのに、その分の賃金が支払われない」といった相談がユニオンに相次いでいた。このため講師らの労組をつくって、労働条件の改善に取り組むことにしたという。

 この日申し入れたのは、茨城県などで「明光義塾」の名前で50教室を運営するワールドオーエー(水戸市)とフランチャイズ本部の明光ネットワークジャパン(東京都)、「代々木個別指導学院」として都内などで55教室を運営する日本教育協会(同)の3社。

 ワールドオーエーで働く大学院生の男性(23)は「多くの学生が賃金の不払いや理不尽なルールに苦しんでいる。僕たちが声を上げることで、業界全体が変わってほしい」と話した。(高橋末菜)