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 大丸松坂屋百貨店は9日、松坂屋名古屋店(名古屋市中区)に、家電量販店のヨドバシカメラが出店すると発表した。11月に開業する。ヨドバシは、名古屋駅前で建設中の高層ビル「JRゲートタワー」への出店を計画していたが、工事の遅れを巡る金銭負担を巡る対立から取りやめていた。栄地区への出店で中部地方に初進出する。

 ヨドバシは、現在はゴルフ用品や紳士服などが並ぶ松坂屋名古屋店南館の4~6階に入る。延べ床面積は約8千平方メートルで店舗全体の約1割弱にあたる。最新のスマートフォンや家電などを並べ、訪日外国人への販売にも力を入れる方針だ。

 大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJフロントリテイリングの茶村俊一会長は9日、朝日新聞の取材に「栄地区で家電を買える場は少ない。従来型の百貨店の商品構成にはこだわらず、集客力のあるテナントには来てもらう発想だ」と話した。松坂屋では、建て替え工事で閉店した銀座店(東京)に、家電量販店のラオックスが出店していた。

 首都圏を中心に約20店舗を展開するヨドバシは、中部地方への出店機会を探ってきた。松坂屋とは2013年から交渉していたといい、「並行して複数の出店機会を探ってきており、名駅の取りやめと今回の出店決定とは関係がない」(ヨドバシ広報)としている。(大隈悠)

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